Q:不動産における「価格」の種類とは

A:

不動産の価格には、いろいろな価格が存在します。

それぞれに、金額や性質が異なります。

下の4つが一般的に使われている不動産の「価格」です。

不動産売却の際にご参考にしてください。

 

・査定価格

売却査定価格とは、「およそ3ヶ月程度で成約に至ると想定される価格」のことです。

主に不動産会社が算出します。

ただし、その金額で売れることが約束された価格ではなく、あくまでも売却予想価格になります。

 

・売出価格(販売価格)

売出価格とは、実際に物件の販売を開始する時の価格のことで、売主様が決める価格です。

また、販売価格とは現時点での最新の物件価格のことです。

売り出してみて反響が芳しくない場合などは、売出価格より下方修正をして再度市場で販売します。

また、売出(販売)価格は、売主様の売却理由に起因しますので、その価格が相場と異なる場合も少なくありません。

例えば、高く買ってくれる人がいれば売却してもいいが、いなければ売れなくても保有し続けるつもりの売主様と、住み替えで期限付きで売却しなければいけない売主様では価格設定が違うのは当然のことです。

 

・成約価格

成約価格とは、実際に買主様と成約した取引価格のことです。

最終的に売買が成立した価格ですので、売主買主双方の間で値交渉が入ることもあり、売出価格や販売価格とは一致しないことも少なくはありません。

一般の人には知られることの少ない価格で、不動産会社ではレインズに登録された成約事例で確認することができます。

 

・買取価格

不動産会社等が買主として直接買取する価格です。

その金額で売れることが約束された価格になります。